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2008.05.31 *Sat*

『am4:27』(スレイヴァーズ二次創作) 読みきり by れん

深い眠りから、淡い目覚めへと浮き上がるひとときが好きになったのは、いつからだろう。
目を閉じていても感じる、冴木の力強い腕と穏やかな息づかい。
僕の身体を優しく抱きしめる、その暖かい存在のすべてが心地よい。
だから、僕は、もう一度その胸に頬をよせる。

身体のすべてが、ぴったりと重なり合う。
こんなにも、しっくりと寄り添える僕と冴木。
人の身体って・・・・「不思議だな・・・」
無意識に声に出していたらしい。

「・・・柊一さん?・・・もう、起きたのですか?」
少しかすれた冴木の声が、甘く低く、僕の身体に響く。
そうだ、身体を合わせているから、その声も、身体で感じることができる。

冴木の腕が、僕を抱きしめ直し、手のひらが僕の頭を支える。
「いや・・・もう少し、このままでいたい」
「ええ、私も、このままがいいです」
そう言うと、僕の髪に指を差し入れる。

「不思議ですね。抱きしめているつもりなのに、なぜだか、私の方が、
あなたに包まれているような気がします」
「冴木?」
「あなたは私の腕の中にいるのに、私こそが、あなたに守られているようです」
「いや・・・なのか?」
「まさか。怖いほど、満ち足りた気持ちになります」
「・・・お前にも、怖いという気持ちがあるのか?」
予想外の言葉に、つい笑みがこぼれそうになるが、続いて聴かされた言葉に、
胸が締め付けられる。
「怖いですよ。こんなにも幸せでいいのだろうか・・・と、思うと、
すべてが夢ではないかと」
キツイほど僕を抱いていた腕が、一瞬緩んだような気がして、思わず目をあける。
冴木・・・。
その瞳も、唇も、声も、すべてがこんなにも愛おしい。

「お前は、もっと幸せになればいい。
僕が、幸せにしてやる。
だから、ずっと僕を抱きしめていろ」

何度でも、僕のなかで果てればいい。
その喜びも、哀しみも、過去も、未来も全部僕が受け止よう。
だから、お前は、何もかもを僕に差し出して、僕を絶対に手放すな。

● the End ●
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2008.05.28 *Wed*

『あいなめ』(「スレイヴァーズシリーズ」二次創作小説) 読みきり♪ by れん

夏を思わせる明るい日差しも、夜ともなれば少し肌寒さを感じる5月半ば。
僕と冴木は、倉敷での取引先との交渉を終えて、オフィスビルを後にした。

「明日はもう一カ所回るんだったな?」
「はい、柊一さん。ですが、出発は比較的ゆとりがありますから、
 今日はゆっくりなさってください」
「・・・・・ゆっくり?」
「はい、うまい刺身を出す店があると教えてもらいました。
 行ってみませんか?」
「・・・刺身・・・か」
「地酒もいろいろそろっているらしいですよ。
 もし、お疲れでなければ、どうですか?」
「そうだな、行ってみよう」

駅前の繁華な雰囲気から少し離れた店は、地下にあった。
細い階段を下りると、意外と明るいフロアが広がっていた。
ついたてで区切られたスペースに案内される途中に、
大きないけすがあり、いろいろなさかなが泳いでいる。
こういう店は、初めてかもしれない。
めずらしくて、ついキョロキョロと見回しているうちに、
テーブルを囲む、一番奥の座席に座らされた。
冴木は、角をはさんだ手前に、腰を落ち着けた。
・・・ちょっと近づき過ぎじゃないか・・・と感じて、
少し横に離れようとすると、やんわりと手首を握られる。
「どうして離れるんですか。この店は落ち着きませんか?」
「そんなことはないが。・・・おいっ・・・」
「それなら、いいじゃないですか。隣にいてください」
「冴木!お前・・・近づきすぎだ」
「いけませんか?はい、わかりました。
はずかしいんですね、では、これ以上はくっつきませんから、
あなたも、離れないようにしてください。」
そう言って、ちょっと笑みを浮かべると、
素早く僕の指先を唇に押しつけて、手をそっと放した。
「あ・・・・・・・」
あまりにも自然な流れで行われた大胆な仕草に、呆然としてしまう。
・・・こういうことができる男だったのか・・・
それなのに、冴木は、なんかいそいそとした感じで、
ビールを手早く注文すると、大きなメニューを開いて吟味し始めた。
あれがいいか、これがいいか、僕の意見を聞きながら迷う姿を見ていると、
なんとなく微笑ましい。
「甲斐甲斐しい・・・っていうのかもな、こういうの」
これまでだったら、絶対に連想しなかった日本語が、頭に浮かんだ。
こういう冴木は、なんか可愛い。

柊一さんは、居酒屋の雰囲気がめずらしいのか、
さっきから、好奇心いっぱいな様子だ。
今日のお薦めを尋ねると、あいなめの刺身だという。
柊一さんに確かめると、それが良いと言ってくれたので、
それを注文して、さらに、うまいと薦められたタコや、焼き魚、揚げ出し豆腐、
サラダ、しゃこの揚げ物を頼んだ。
地酒は、知らない銘柄だが、ひととおり風味の説明を聞いて、
あとは、柊一さんに決めてもらう。
「本当に、あれでよかったのか?」
「いいんですよ、あなたが選んでくれた酒を飲んでみたいんです」
店員が、今日のあいなめは、活きがいい、
どうぞご覧になってご自身で選んでくださいと薦める。
俺としては、さかなに興味はないので、まかせようとすると、
柊一さんが、見てみたいと言い出した。
いけすに身を乗り出して見つめる横顔は、どこか子どものようで、
さかなのウンチクを披露する店員を見つめる真剣なまなざしに、
うっかり嫉妬しそうになる。
運ばれてきた酒をついで、一口味わう。
心配そうに俺の顔を見ている柊一さんに、
「うまいですよ、あなたも飲んでみてください」
と薦めると、うれしそうに微笑んで杯を上げる。
あなたが選んだものなら、何だってうれしいのは俺の方なのに、
俺が気に入ったことを、心から喜んでほころぶように微笑み返してくれる
柊一さんが、愛おしい。

焼き魚が来ると、冴木は、さっさと自分の前に置いてしまった。
器用に骨をよけて、ふっくら焼き上がった身をほぐし始めると、
「はい、どうぞ柊一さん。」と小皿に乗せてくれる。
自分でできるからと言っても、やんわりはぐらかされたまま、箸は止まらない。
ずいぶんな子ども扱いに、軽くにらみつけていると、
大振りの皿にバランスよく盛りつけされた、あいなめの刺身が運ばれた。
「すごい・・・」
「見事な刺身ですね」
そういいながらも箸を動かして、僕の皿に焼き魚の身を積み上げる。
「刺身、食べないのか?」
「ええ、頂きますよ、でも、柊一さん、お先にどうぞ」
透明感のあるきれいな白身の刺身を食べてみると、プリプリとした食感で、
とても美味しい。
相変わらず、冴木は、焼き魚にかかりきりだ。
さっきから、ペースに乗せられているようで、面白くなかった。
「お前も食べてみろよ」
仕方なくそういうと、有無を言わせず、冴木の口元に刺身を近づけた。
自分の手元から視線をあげた冴木の表情は、
びっくりしたような、ちょっと間の抜けた感じだった。
「・・・柊一さん・・・?」
「ほら、お前も食べろよ。手がふさがっているんだろ?食べさせてやるから」

いきなり、新婚さんみたいに食べさせて、人を思い切り煽っておいて、
「プリプリしていて、おいしいだろ?」なんて、さらっと言うこの人には、
まったくかなわない。
だいたい、あ~ん、なんて口を開けて見せたり、
ちょっと首をかしげて見上げるだなんて、
一体どんな拷問のつもりだろう。
いや、そう言う気持ちがないからこそ、柊一さんは、最強なのだと思う。

でも、責任はとってもらいますよ。
ホテルについたら、覚悟しておいてくださいね。

「そう言えば、あいなめ・・・って、なんか、セクシーな語感ですね。
そう思いませんか、柊一さん。」
えっ?・・というように、冴木を見つめる柊一の頬が、さっと赤味を帯びる。
「私も、今夜、あなたをたっぷり愛して、なめまわしたいです。」
甘い声が、したたるように耳元におとされる。

柊一さん、今夜はゆっくり過ごしましょう。

☆END☆

2008.05.19 *Mon*

『イングリッシュ・ラプソディー』(第一回) by 彩香

「おい、待てよ、高遠。何で俺がお前の荷物を持たにゃならないんだ?」

ロンドン・ヒースロー空港の手荷物受け取り所から、手ぶらですたすた歩き去ろうとする高遠の背中に向かって、俺はどなった。

いくら喧騒に包まれた到着ロビーとはいえ、俺の声は確実に高遠の耳に届いているはずだ。

なのに無視かよ~。
ったく高遠の奴、何考えてんだ?

疲労と睡眠不足の極致の俺は、本気でぶちキレかけていた。
高遠と俺が日本を発つと決めたのが、わずか20時間ほど前。
ようやく徹夜明けの仕事を終え、PCの電源を落とした俺の背後に高遠がすっと近づいてきたのがそもそもの始まりだった。

振り返った俺は、端正な高遠の顔を見つけて正直驚いた。
俺と高遠はフロアこそ同じだが、営業と企画。
部署が違うのでほとんど接点がない。

高遠と最後に口を利いたのは確か・・・。
去年暮れの忘年会の席だったか?
いや、春先の合同ミーティングの席だったか・・・。

ともかく奴と俺の接点はその程度のものだった。

つい20時間ほど前までは。

第二回につづく☆

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れんによる『えれなさんのBL小説スレイヴァー○』シリーズの二次創作SS☆
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昼は社会人、夜はハードなBL星人です。
無理矢理が大好物なドS属性。
濃ゆくて切ないBL小説が書きたいの。
現在、Hidaka Shoko先生のBLコミック『憂○○朝』に萌え暴走&妄想&二次創作中です。
桂木が好き過ぎて困る。
誰か止めて…笑

lisaの萌えブログ「BL萌え的生活」へはリンクから飛べます^^


Author: れん
Elena先生のBL小説「ス○○○ーズシリーズ」の二次創作担当です。
甘い柊一さまと冴木をお楽しみくださいませ。
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