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2012.06.17 *Sun*

熱い記憶。

P1040059_convert_20120531224119.jpg

こんばんは~。
マイPCは相変わらず末期で、こうしてブログ書いてる間も、ものすごい音をたてて断末魔の叫びをあげています…汗。
早く買い換えたいけど、仕事帰りだとお店が閉まってるの…涙。
でもいい加減、買いに行くよっ。

でもでも、ホントこのPC頑張ってくれてると思います。

読みきり^^二次SS短編です。
エロはあるようなないような…。
師匠のR様のリクエスト(えっ)に応えて、軽~く「露天風呂」妄想です。
(マジに軽~いので、怒らないでね(汗))

シリアス、一応R18です。
男同士のラブがバッチコイの、心の広い大人の貴女。
続きはクリックプリーズです。

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「桂木――」

苛立ちを含んだ声が、目の前から飛んできて、桂木はハッと我に返った。

繊細な手描きのミントン社のコーヒーカップから視線を上げる。
ディナーテーブルを挟んで、久世子爵の怒った顔が正面からこちらを見据えていた。

そうだ。
ついぼんやりとしていた。

ここは葉山にある久世家別邸に程近い、高級温泉宿のダイニングルーム。
贅を尽くしたご当地料理ディナーを、暁人様と堪能している最中だというのに――。

「暁人様……」

「一体どうしたんだ?朝からずっとぼんやりしてるぞ。
せっかくお前のためにこの旅行を計画して、温泉旅行に連れてきてやったのに、何が不満なんだ?」

暁人は苛立ちを隠せない様子でナプキンで口元を乱暴にぬぐった。
この久世家の若き当主は、普段はおっとりしているくせに、やや短気な面を持っている。

近頃めっきり大人びてきたハンサムな顔が、怒りで赤らんでいる。
頬を膨らませているところは、やはり子供のままなのだが……。

桂木は苦笑する。

「だいたい、温泉でゆっくり養生したいと言い出したのは、桂木、お前なんだからな。
『暁人様、私を露天風呂に連れて行ってください』ってお前が言ったんだぞ」

私が――?!

全く覚えがないが。

そんなことを言った覚えはありませんが、と抗議しかけて、唇をつぐむ。

そもそも、自分は記憶というものが、ある時期からすっぽりと抜け落ちているのだ。

自分が先代暁直様に見込まれて、分家の桂木家から久世本家に引き取られたのは9つの歳だった。
その日から、次期当主となるべく英才教育をほどこされてきたのは、はっきりと覚えている。

暁直様の期待に応えようと、がむしゃらに勉学に励んできたのだ。

だがある日を境に、暁直様の態度が豹変し、突然、この久世家に自分の居場所がなくなってしまったのだ――。
あの時の幼心に受けた苦痛は、生涯忘れることはないだろう。

あれは、暁人様が生まれてしばらく経ってのことだった。
だから、先代の態度が急変した理由は、暁人様の誕生には関係ないはずだ。

わかってはいるが、暁人様さえ生まれなければ――存在しなければ、自分はこの久世家で自分らしく生きることができたのではないか――。

そう思い、自分は確かにこの暁人様を憎んでいた――。

憎んでいたはずなのに……。

「桂木、いい加減思い出せよ。
お前は僕の恋人だったんだ」

暁人が、こちらの目をひたと見据え、熱っぽく言う。
薄茶色の目に、情熱の炎がきらめいている。

「私が……?」

一回り近く歳が下の、この子供と?

「そうだよ、桂木。
お前と僕は、身も心も深く結びついた運命の恋人同士だったんだ」

……。

まったく実感がわかない。
暁人様のおっしゃっていることは事実なのか?

だが、何と言われようと、自分にとって全く現実味がなかった。
私は、この子供に憎しみしか抱いていなかったのではないのか?

桂木は白皙の美貌を伏せ、白いレースのテーブルクロスに視線を落とした。

ふいに濃厚な記憶が蘇り、甘い戦慄が下腹部からぞくぞくと突き上げてきた。

そう――確かに、私と暁人様の身体は、深く結びついていた――。

夜毎、この若い獣に組み敷かれ、喘がされるたび、嫌でも思い知らされる。

暁人の手で、感じる部分を丹念に愛撫され、的確に急所を突かれ、甘い吐息が抑えきれない自分がいる。

耳朶を噛まれ、肌に赤い薔薇の花弁が散るほどに激しく吸われ、眩暈がするほどの快楽に溺れ――
抑えることを知らない、奔放な若さと情熱をぶつけられ、
ただ獣のように身悶える自分が――。

この子供は、小憎らしいほどに私の身体を知り尽くしている。

親密な恋人同志にしかありえない濃密さで、自分をかき抱き、狂わせる――。

狂おしくも熱い記憶を、この身体が覚えているのに、心は何も思い出せない――。
心は白紙の状態で、からっぽ。
何の感情もわいてこないのだ。

「もういいよ。ここで言い合っていても埒があかない。
せっかくこうしてお前と二人きりで旅行に来たんだ。
そろそろ風呂に入ろう。
ほら、お前も一緒に来いよ」

暁人は肩をすくめると、話題を転じ、席を立った。
いつもの習慣で、桂木もそれに習う。

「なあ、桂木、ここの宿は、露天風呂で有名なんだ。
広々して気持ちいいだろうな~。
今日は特別に貸切にしてもらったから、他人の目を気にすることなく思う存分愉しめるぞ♪
お前は、僕と一緒に露天風呂でいちゃいちゃするのが大好きだったからな」

暁人はこちらを振り返り、ニヤニヤする。

露天風呂でいちゃいちゃするのが大好き?!
いったい誰の話だ???

誰が誰と?!

――ありえない!!!

暁人は、鼻歌交じりに、露天風呂へと続く長い廊下をすたすた歩いていく。
そのたくましい背中を呆然と見つめながら、桂木は立ち止まる。
何かまんまと騙されているような……釈然としないものを感じる。

「桂木、何してるんだ、早く来い!」
暁人が振り向いて叫んだ。

いくら威張ってみたところで、見えない尻尾がお尻のところでフサフサ揺れている。

そんなワンコなご主人様の姿に、うっかりほほ笑み、ついていってしまう桂木であった。

☆おしまい☆
つたない妄想もどき、最後まで読んでくださって、ありがとうございます^^
叫んでいいデスカ?
「憂◎な◎」4巻、アニ◎イト特◎ダブルカバー、7月25日発売が楽しみだよ~~~~わお~~~ん♪(叫)

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COMMENT

こんばん~♪

早速リクエストに答えてくれてありがと~。
りささんの文章は、その光景が目に浮かんでくるよ。
素敵です。

桂木の記憶があやふやなのを良いことに、暁人はまた、自分の都合の良いように桂木を言いくるめてるのかしら?
それをなんとなくわかってる桂木だけど、結局は暁人にアンアン言わせられたいのよねっ!!

そしてこの後、露店風呂で二人のぼせちゃうのよねっ!!勿論お湯は白湯~。
桂木の白い肌が薔薇色に染まって…。
私が桂木を犯したいわ~~~←私の夢
2012/06/18(Mon) 23:11 | Romeo。 #- [Edit
Re: Romeo。さんへ☆
こんばんは~♪コメントありがと~~!(嬉)^^

> 早速リクエストに答えてくれてありがと~。
> りささんの文章は、その光景が目に浮かんでくるよ。
> 素敵です。

Romeo。さんの露天風呂リクエスト(え?)のお陰で、いつもより早く妄想が浮かびました♪
こちらこそありがとう~です!
ホントは露天風呂で桂木を本番で^^;アンアン言わせたかったんだけど、書いているうちにこういう流れになっちゃった~~(汗)
私はお会いしたときにカミングアウトしたかもだけど、お知り合いになる以前から実はRomeo。さんの妄想の大ファンなのですよ。
コピペしてワードに貼りつけて、こそ~~り保存している作品もあるの(←著作権侵害?(笑))
色々忙しいと思うけど、また~~り更新してネ。気長にお待ちしてるぅぅ~~(おねだりおねだり)

> 桂木の記憶があやふやなのを良いことに、暁人はまた、自分の都合の良いように桂木を言いくるめてるのかしら?
> それをなんとなくわかってる桂木だけど、結局は暁人にアンアン言わせられたいのよねっ!!

暁人、桂木をヤルためなら(笑)あの手この手なのかも~~~。
あ、今回は石崎にもらった薬使わなかったけど…(爆)
桂木もなんやかんやで拒めないんだと思うの。
てか、むしろ嬉しいんだよねっ?!

> そしてこの後、露店風呂で二人のぼせちゃうのよねっ!!勿論お湯は白湯~。
> 桂木の白い肌が薔薇色に染まって…。
> 私が桂木を犯したいわ~~~←私の夢

ヤっちゃえ、ヤっちゃえ~~遠慮はいらないですぜ♪(誰に?笑)
桂木の白い肌が薔薇色に…うっとりだわ。。。
で、白湯でたっぷりのぼせた翌朝、二人してお肌はピカピカなのよねっ。
私も残り湯に浸かってあやかりたいわ~~~美容に良さそう~~(笑)
2012/06/19(Tue) 14:42 | lisa #- [Edit
気になります~。
lisaさん、こんばんは♪
早速、次の作品がアップされてて、やっほ~い!ヾ( ゚∀゚)ノ゙

何?何??桂木の記憶の一部が抜け落ちてるですって!?
そのパターンがありましたか!でもって、本当はどうなの?
これは桂木の夢?それとも暁人の夢?と、このお話しから色々と
妄想しちゃいますww

桂木は、覚えて無いから否定がちなのに、全く抵抗する気がなくて
それは当然、暁人の事が好きってことですもんね~。
温泉のラブラブエッチかぁ、萌え萌えですねww
お湯でほんのりピンク色の桂木は、さぞ美しいでしょうね(うっとり)。
桂木が入ったお湯なら、どんなのでも(爆)浸かりたいです!(〃▽〃)
2012/06/20(Wed) 00:25 | kei #- [Edit
Re: keiさんへ♪
こんばんは~。いつもコメントありがとうございます♪(嬉)

> 何?何??桂木の記憶の一部が抜け落ちてるですって!?
> そのパターンがありましたか!でもって、本当はどうなの?
> これは桂木の夢?それとも暁人の夢?と、このお話しから色々と
> 妄想しちゃいますww

はい、実は記憶喪失ネタ、以前に書いたことあるのです。
記憶を失っているのをいいことに、桂木を自分の思い通りにしようとする暁人様(あるいは逆パターン)、という設定が自分的に大好きなの^^
わおわお、keiさんも、ぜひ色々妄想しちゃってね~~♪

> 桂木は、覚えて無いから否定がちなのに、全く抵抗する気がなくて
> それは当然、暁人の事が好きってことですもんね~。

ですよね~~♪
桂木は本当は暁人に惹かれているのに、きっと色々なしがらみとかプライドが邪魔して素直になれないだけなんですよね^^
なので、記憶を失っても暁人のことが好きってこと、体が覚えていると思います(きりっ)

> 温泉のラブラブエッチかぁ、萌え萌えですねww
> お湯でほんのりピンク色の桂木は、さぞ美しいでしょうね(うっとり)。
> 桂木が入ったお湯なら、どんなのでも(爆)浸かりたいです!(〃▽〃)

爆笑~~~!どんなお湯でもkeiさんバッチコイなんですね~~。
ですよねですよね♪
桂木の残り湯だなんてありがたすぎて…私も頭からダイブしちゃいますよ~(笑)
2012/06/21(Thu) 19:02 | lisa #- [Edit

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昼は社会人、夜はハードなBL星人です。
無理矢理が大好物なドS属性。
濃ゆくて切ないBL小説が書きたいの。
現在、Hidaka Shoko先生のBLコミック『憂○○朝』に萌え暴走&妄想&二次創作中です。
桂木が好き過ぎて困る。
誰か止めて…笑

lisaの萌えブログ「BL萌え的生活」へはリンクから飛べます^^


Author: れん
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