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2008.07.13 *Sun*

『魔が差して』(「スレイヴァーズ」二次創作) by れん

「あっ・・・や・・そこは・・・・・」
「ここがイヤなら、どこがイイんですか、柊一さま」
ベッドサイドの小さな灯りが、ぼんやりと室内を照らす。
「冴木・・・だから、もう・・・」
「もう・・・なんですか?入れて・・・ですか?
さっき、あんなにいったばかりなのに、もう、欲しいのですか?」
「ちが・・・う・・・あっ・・・んん・・・」
恥ずかしい言葉など、絶対に言わされるものか、とぎゅっと唇を噛みしめる様子をみて、
冴木は楽しそうに目を細める。
「わかりました。ここをこうしてほしいのですね」
そう言うのと同時に、最も奥深いトコロへと自身を突き立てる。
「ああっ・・だから・・・ちが・・・」
「おや、違うのですか、すいません。じゃ、こうですね?」
いきなり体を反転させて、なおも、執拗に柊一の身体を追い詰める。
「よせ・・・何をする・・・うっ・・・」
「もっと大きく揺さぶられる・・・ほうがお好きでしたか?
ああ、こちらも握って差し上げる方が、もっと気持ちいいですよね、柊一さま」
「はっ・・・・・冴木・・・ああ・・・」

今夜の冴木は、いつにも増して意地悪だった。
もっとも、その原因を作ったのは、どうやら僕だったらしいが。
それは、その日の夜・・・日付が変わる前のことだった。



「冴木、もう・・・いかせて・・・」
「ええ、いいですよ。だから、しっかり私を抱きしめて。
そうです、・・脚も・・・ああ、柊一さま・・・そう・・・もっと」
冴木は両腕で僕の身体を抱きしめると、首筋にかじりつくような姿勢ではてた。
僕の方は、強すぎる快感に、冴木の肩を抱き込むと、自分から両脚を絡めてしまっていた。
荒い息のまま、互いを抱きしめ合いながら、余韻を感じ合う。

ふと、魔が差して僕は時々疑問に感じていたことに、思いをはせてしまった。

冴木は、僕以外の人間との経験があるのだろうか・・・。

もちろん冴木の不実など疑ったことはない。
しかし、自信に満ちた行為には、物慣れた雰囲気があり、
僕が初めてだったとは、到底信じられないのだ。

「柊一さま・・・どうかされましたか?」
僕が自分の考えにとらわれていたことに、冴木が気づいたらしい。
「いや・・・」
「・・・少し激しすぎましたか?・・・すいません」
「いや、・・・・・大丈夫だから」
「では、何を考えておられたのですか?」
優しく僕を見下ろす冴木の瞳を見ているうちに、
普段なら絶対に言わないであろうことを言ってしまった。

「冴木は・・・僕以外の誰かと・・・経験があるのか?」
僕の言葉を聞いて、冴木は一瞬息を止めたが、直後に笑い始めた。
「あなた以外の誰かと・・・ですか?
まさか。私が興味があるのは、これまでも、これからもあなただけですし、
こんな風に抱きしめたいのも、あなただけですよ。」
「・・・そうか。」
「ところで。なんで、そんなことを思いついたのですか?」
僕だけだという冴木の言葉がうれしくて、また、正直に言ってしまった。

「だって・・・なんか慣れた感じだったから・・・。」
「慣れた感じ・・・ですか・・・」
噛みしめるように、つぶやいた冴木に、さらに言葉をかけた。
「なんか自信たっぷりだし、動作が・・・迷うことなく・・その・・・」
「慣れた感じだった・・・というのは、柊一さま、私と誰を比べたのですか?」
そういうと、冴木は、再び僕の身体に乗り上げて、胸を合わせた。
「え?・・・別に・・・比べるなんて」
「いいえ、比べたのではないですか?まさか・・・山脇・・・?」
標的を狙うように目を細めると、低くて甘い声で僕を追いつめる。
「ちがう。誰とも比べたりしない。だいたい、比べるなんて、できるはずがないだろう!
僕には・・・」
さらに、恥ずかしいことを言ってしまいそうで、言葉が詰まった。

「僕には・・・なんですか?続きを言ってください、柊一さま」
「・・・僕にはお前だけなのに・・・比べるなんてできるはずがない」
そう言い放つと、冴木に背を向けて、身体を丸めた。
なんて恥ずかしいことを言っているんだ、僕は。

冴木の大きな手のひらが、僕の肩を包む。
背中にぴったりとはりつくと、耳たぶを優しくはみながらささやいた。
「あなたは、私だけ知っていればいいのです・・・柊一さま。
 私も、あなた以外は、知る必要はありません」
「・・・冴木・・・」

「私が、的確にあなたを追い上げていたとしたら、
それは、あなたの身体が快楽に対して素直だからです。
気持ちが良い場所を触ると、すぐにあなたはイイ声でないてくださるから、
初めてであっても、私は迷いようがなかったのです」
「・・・ちょっと待て!」
僕は、あんまりな言い方に、腹を立てて身体を反転させた。
「どういう意味だ。僕がいやらしいから、といでもいうのか?
僕のせいだというのか?」
「あなたのせいだとは、言ってません。
あなたが、ちゃんと『ソコがイイ』と言ってくださるから」
「言ってない!」
羞恥心のあまり、頬が赤くなるのが自分でもわかる。

「そんなこと、僕は絶対に言ってない」
「言いましたよ」
「言ってない」
「言いましたったら、言いました」
「言ってないったら、言ってないったら、絶対に言ってない」
一息に言い切ると、唇を噛みしめて冴木をにらみつけてやった。

「柊一さま。そんなに可愛い顔で怒らないでください。」
「怒らせたのは、お前だろ」
「・・・わかりました。では、存分に思い出して頂きましょう」

そういうと、冴木は、いきなり僕の脚を抱え上げて身体を密着させた。
「おい、冴木!なんなんだ、一体!」
十分に高ぶった冴木自身が、押しつけられる。
「ですから、『イイ』と言ってくださるよう、私がして差し上げます。
きっと、夢中だったので、覚えておられないだけですよ、柊一さま。」
「よせっ、冴木!あっ・・・・や・・・」


結局のその日は、「ソコがイイ」と言うまで、何度も抱かれてしまった。
魔が差したとはいえ、何て余計なことを言ってしまったのだろう・・・と、少し後悔もしたが、
それよりも、冴木には僕だけだということを確かめられたことの方が、
うれしいと感じてしまう僕は、
随分愚かで、幸せ者だと思った。

ローズThe END
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彩香とれんの萌え満載のBL二次創作小説ブログです♪
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桂木が好き過ぎて困る。
誰か止めて…笑

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