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2008.10.13 *Mon*

「魅惑のエプロン」(『スレイヴァーズシリーズ』二次創作)

「これを僕に?」
「はい」
「あの・・・冴木・・・これって、エプロンだろ?」
「そうです」
「えっと・・・夕飯は終わったし、何か夜食でも欲しいのか?」
「いいえ」
「それじゃ・・・」

ベッドに並んで座ったまま、俺はレースをふんだんにあしらった清楚なエプロンを
広げて見せた。

「バスローブを脱いで、素肌にこれを着てください」
「えっ・・・」

柊一さまの頬が微かに赤く色づく。
まるで、パールをちりばめたような肌は、今夜は特別美しい。

「裸エプロンというものですが・・・ご存じありませんか?」
「・・・・・」
「新婚のセオリーみたいなものですよ、柊一さま。
特別なことじゃありません。」
「・・・新婚のセオリー?」
「ええ、みんなやってますからね」
「えっ・・・みんな?」

素直な驚きを浮かべた瞳のなんてお可愛いらしいこと。
星のようなきらめきが光る。

「ええ」
「本当に、そうなのか?」
「はい。先月結婚した総務の田中さんや秘書課の吉田さんも、きっと経験済みですよ。
なにしろ、新婚のセオリーですから」

柊一さまは、視線をそらして微かにうつむいている。
おそらく、衝撃の情報にとまどわれているのだろう。

「僕・・・が着るのか?」
「私の裸エプロン姿をご覧になりたいのですか?」
「いや、そう言う意味ではなくて・・・」
「なら、やはり柊一さまに着て頂きたいです」

今夜の俺は、一歩も退くつもりはない。

「みんな・・・しているのか?」
「はい」
「特別な事じゃ、ないんだな?」
「ええ、新婚なら誰でもしていますよ」

そうだ、柊一さまは、負けず嫌いでいらっしゃるから、
誰でもしていることを、できないとはおっしゃらないだろう。

「わかった・・・」
「ありがとうございます。では、お手伝いします」
「いや、いい。ひとりで着れるから」

そういうと、柊一さまは、俺に背中を向けてローブのひもをゆるめた。
ちらっと、背中越しに俺を見上げる瞳に、ぞくっとする。
両袖から腕を抜き、ローブを肩にはおったままで、エプロンを身体に当てる。

「冴木・・・これ・・・後ろが・・・」
「はい、丸見えになりますね」

柊一さまは、真っ赤になって上目遣いに俺をにらみつける。

エプロンを身につけると、さっと俺の方に向き直る。
肩を揺らしてローブを落とすと、顔を上げて真っ正面から俺を見つめた。

挑発的な強気な表情。
もう、たまらない。

両腕を後ろに回してひもを結ぼうとしている、その無防備な姿に、
自分の中の何かが解き放たれるような気がした。

「柊一さま」

そう言って、俺は、エプロンを身につけた柊一さまを抱きすくめ、
両腕を後ろに戒めたまま、
唇をむさぼった。

「やっ・・・あ・・・冴木・・・」
口づけられたまま、柊一さまは、一歩一歩後退して、壁ぎわに追いつめられる。
これ以上、逃げられませんよ。
角度を変えて何度も口づけながら、
すでに高ぶっている自分自身を柊一さまに押しつける。
柊一さまの手首をそっと放して、そのまま、手を柔らかい双丘にすべらせる。

柊一さまの双丘を両手で愛撫しながら、お互いの高ぶりをこすりつけたい。
はち切れるばかりに充実したお互いのものから、はしたない音が聞こえ始める。


ん?
・・・何だ・・・この音は。
ピピピ・・・って。
おい、違うだろう、この音は。
あ、柊一さま、行かないでください。
ここからが、イイところなんですから!
柊一さまは、うっすらと微笑んで、遠ざかってしまわれる。
柊一さま!柊一さま~~~~~~!


「というところで、目が覚めてしまった。お前からの電話のおかげでな」
殺気だった目でにらみつけられて、若宮は呆然とする。

「そ・・・そんなこと言われても、それは、お前の夢だったんだろう?」
「ああ」
「確かに電話したのは俺だが、だからって、俺に責任は」
「ある」
「あるのか?」
「ああ、大変な責任だ。
柊一さまとのエプロンプレイを邪魔されたんだぞ。」
「夢だろうが、それは・・・」
「おい、若宮。お前も弁護士なら弁護士らしく、責任をとれ」
「責任を取れと言われても・・・」
「夢の続きを見られる方法を教えろ」
「えええええ?」
そんなご無体な・・・まったく、恋に溺れるバカはどうしようもないな。
もっと単純に考えればいいのに・・・。

「冴木。俺に頼ったり、夢に望みをかけるよりも、
実際に柊一くんにエプロンを着せてしまえばいいじゃないか」

何気なく助言したつもりだったが、冴木の顔を見て、全力で後悔した。

まさに、夢から覚めたばかりのような表情。
え?・・・冴木?

「そうか・・・俺としたことが、うっかりしていた。
お前なんかに頼るのではなく、実際に柊一さまに着ていただけばいいんだ」

すまない・・・柊一くん。
俺が、余計な事を言ったばっかりに。

「感謝する、若宮。
こんな簡単な事に気づかないなんて、俺は自分を見失っていたようだ。
そうと決まれば、さっそく準備しなければ・・・」

こんなことを、俺に相談してしまう時点で、
お前は相当自分を見失っているぞ、冴木。

新たな目標に向かって、行動を起こし始めた親友の後ろ姿を見つめながら、
若宮は、やれやれとため息をつくのだった。




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clover皆様、お久しぶりです、れんです!
前々から書きたかった裸エプロン。
(お待たせ、彩香ちゃん♪)
このあと、絶対に冴木は、目標を達成しますよ!
そして、よせばいいのに、若宮に自慢するんでしょうね~。
で、若宮は「じゃ、俺も!」って思うけど、
相手が早瀬ですから、無理っぽいです(笑)
夢の中の柊一さまは、普段にも増して美しかったことでしょう。
キラキラとパールな素肌、お目々に星ですから!

読んで頂いて、ありがとうございます!


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彩香とれんの萌え満載のBL二次創作小説ブログです♪
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昼は社会人、夜はハードなBL星人です。
無理矢理が大好物なドS属性。
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桂木が好き過ぎて困る。
誰か止めて…笑

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