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2008.11.24 *Mon*

「光の君」(『スレイヴァーズ・シリーズ』二次創作)

若宮のヤツ、また余計なことを・・・。
冴木は、終業時間直前に前触れもなく社長室を訪れた顧問弁護士とのやりとりを
思い出していた。

「社長なんてものは、案外社内のことを知らないものだぞ」
「別に、何もかも知っておく必要はないだろう。
そのために、課長や係長がいるのだからな」
「はは・・・いいのかな、そんな余裕ぶっていて。」
コーヒーカップに口を付けながら、若宮は意味ありげな視線を向けてきた。

「・・・なんだ・・・言いたいことがあれば、言えばいいだろう」

「実はな、冴木。
最近、海外事業部と秘書課の女性達が、源氏物語で盛り上がっているのを知っているか?」
待ってましたとばかりに、うれしげな表情で語り始める。

「・・・源氏物語?今更、日本の古典がどうしたというのだ」
「何も知らないんだな。ま、いいか。
つまり、我が社の光源氏は、柊一くんだそうだ」
「・・・・・」
「さしずめ、彼女たちにとっては、お前は頭の中将ってところか?
いつの時代も、女性は貴族的なオトコマエが好みなのかね。あはははは」

お前も大変だな、などとバカ笑いしながら出て行ってしまった。

源氏物語だと?
光源氏?
古典にはあまり詳しくはないが、たしか、結構な女たらし・・・だったような。
そんな男と柊一さまを比べるだなんて。
似ても似つかない。
絶対に、柊一さまにはお聞かせしたくない話だ。

・・・そう思っていたのに・・・。

「ああ、聞いたよ。何か紫式部に申し訳ない気がするな」
「何を言ってるんです。あんな女たらしとあなたは、似ても似つきません」
冴木は、自分にとって神のように貴い恋人を、おとしめられたようで依然として腹立たしかった。

「冴木、光源氏は、ただの女たらしではないと思うけど?」
「それでもです。あなたは全然違う。」
まっすぐなまなざしで柊一を見つめながら、冴木は言葉を続けた。

「・・・あなたの気高さや本当の美しさを知らないで、一体何をうわさしているのか」
「そんなに憤慨しなくても・・・確かに僕は女たらしではないけれど・・・でも」
「でも・・・?」

柊一は、バスローブをはおったまま飲んでいたミネラルウォーターのグラスをテーブルに置くと、
その暖かい手のひらを冴木の頬に近づけた。

「この世にただひとりだけは、どんな方法を使ってでも、たらし込んで、
手に入れておきたいと思っているよ」
「・・・柊一さま?」

唇が触れあいそうなほどの距離で、甘くささやく。

「お前の、どんな可能性をつぶしてしまっても、僕のものにしておきたい。
こんなワガママは、許されないと思うけれど、それでも、とまらない。
お前を僕のものにしておけるなら、この身体だって、心だって、お前に差し出すよ。」
「柊一さま・・・」
「冴木」

寝室にうつるのも、もどかしくて、そのままそっと柊一の身体をソファに押し倒す。
深い口づけを、もっととねだるように柊一の指が冴木の髪を優しくかき乱す。

あなたは、私にとっての光。
この命ある限り、ずっとあなたの虜になっていたい。
そう言う意味では、あなたは私だけの光の君なのかもしれませんね。


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れんです。
ご無沙汰しております。
今回は、タカピロ@光源氏のニュースに盛り上がって、
このようなお話を書いてしまいました。
柊一さまは、なにげに小悪魔です(笑)
自分の欲望に素直な柊一さまには、誰も勝てません。
冴木は、もっともっと柊一さまに溺れればいいと思います(←きっぱり)

読んで頂いて、ありがとうございます!
冷え込んでまいりました、みなさま、風邪などひかないように~。

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k-1
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COMMENT

千子さん、こんばんは。
お久しぶりの更新、待ってました!!

冴木に対して、独占欲をそっと覗かせる光源氏なタカピロ。
かわいすぎます~~!

すみません、思わず興奮してココにでてきちゃいました…汗。

これからも楽しみにしております!
2008/11/24(Mon) 23:53 | あい #5ddj7pE2 [Edit
あいさん、こんばんわ♪
コメントまで頂けるなんて、すっごいうれしいです!
ありがとうございます!

自分だけの妄想物語を読んで頂けるだけでも、うれしいのに、感想とかコメントを頂けるって、ありがたいことです。

柊一さまは、あらゆるものに恵まれながらも、ストイックなお育ちですから、自分の気持ちを我慢することは得意だと思うのです。でも、冴木だけは、誰にもわたしたくない。こんな思いはエゴだということを誰よりも柊一さまご自身が理解していて、
それでもなお、冴木を欲しがることをやめられない、
そういう自分を認めてしまったあとの、柊一さまは、
最強です(笑)

冴木は、たくさんの不遇の中で、執着するほどのものは何もなかった育ちだけれども、唯一、柊一さまにだけは、とらわれ続けるのだと思います(←勝手に決めつけてます、ごめんなさい)

そんなふたりだからこそ、思い切りバカップルにもしてみたい今日この頃です(*^_^*)

うわぁ~、このような場所で、私も興奮して、どっさり書いちゃいました・・・こんなに書いていいのでしょうか?

それでは、また!
次はどんなふたりがいいでしょうね~~~。

ありがとうございました!



2008/11/25(Tue) 21:39 | 千子 #JalddpaA [Edit

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桂木が好き過ぎて困る。
誰か止めて…笑

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