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2011.06.12 *Sun*

アクシデント。(旦那様の受難編)

P1010074_convert_20110612180913.jpg
アクシデント。」の姉妹編です。
最初の出だしはまったく同じですが、途中から別の展開になります。

ふと思いついて、違うパターンでも書いてみたくなりました。

完全なる大人向けパロディーです。
あんたも好きねえ、って笑ってください。

キャラが崩壊しているので、純粋にパロディーとしてお読みください。
(特にかちゅらぎ様には、本気で謝りたいです^^;大好きなのにどうしてこうなるのかしら…)

…広いお心の方のみどうぞ。

R18です。
オコチャマは厳禁でお願いします。

結構長いです。
「え、桂木が事故?!」

田村からの知らせを聞き、暁人は大慌てで学院から帰邸した。
「外出先で、運悪く落下物が頭に当たって…」と真っ青な顔で説明する老執事を押しのけ、外套も脱がずに二階へ続く大階段を駆け上がると、桂木の部屋の扉を勢いよく開け放った。

「桂木!!」

室内は、青いビロードの厚いカーテンが締め切られ、薄暗かった。
ベッド脇のランプの灯りだけが、ぼんやりと枕元を照らしている。

暁人は、息を切らして、ベッドに静かに横たわる桂木の元へと走り寄った。
美しい漆黒の瞳が、ぼんやりと天井を見上げている。

ああ、良かった、生きている!!

暁人は安堵のあまり、その場に座り込みそうになる。
実際、ベッド脇の床に膝をついてしゃがみこみ、桂木の細い手を握り締めた。

「桂木、大丈夫か?!」

桂木の視線がちらりと暁人を一瞥したかと思うと、みるみるその美しい顔に困惑の表情が広がる。
何か言葉を発しようとするかのように、薄い唇を震わせるが言葉は出てこない。

――様子が変だ。

「どうした、桂木?」

桂木は、戸惑ったように美しい眉を顰め、赤の他人を見るような目で暁人を見つめながら、ぽつりとこう言った。

「………貴方は誰ですか?」


「かつら…ぎ?」
暁人の目の前が真っ暗になり、足元から深い穴に吸い込まれていくような気がした。
「で、今夜は旦那様の部屋にうかがわなくてよろしいと?」
「い、いや…だから、今夜は体調があまり良くないから、勘弁…じゃなくて、早く休みたいんだよ」
美貌の家令にじろりと一瞥され、暁人はしどろもどろになった。情けなくも声が裏返っている。

「熱は…なさそうですね」
ふいに桂木の手が額に押し当てられ、びくりとする。
「さ、最近よく眠れないんだ。だから疲れやすいのかな…」
「それはいけませんね。主治医を呼びましょう」
「いや、そんなたいしたことではない。早く寝ればすぐ良くなるから」
「ふうん?」

あ、なんだよ、その目は。
絶対、納得してないな。

「分かりました、旦那様。
今夜はぐっすり眠れるように、わたくしが旦那様の部屋に参ります」

い、いや、だからそれが困るんだって。
てか、人の話を聞いているのか、桂木?!

「とにかく、今夜は早く寝支度をしてベッドで休まれてください。わかりましたか」
「うるさいな、わかったよ。子供じゃないんだから……」

ぶつくさ抗議する暁人を置いて、桂木はさっさと二階へと行ってしまった。

「……ど、どうしよう…」
思わず泣き言をもらす暁人きゅんだった。
あの事故で桂木が記憶を失ってすでに2ヶ月。
相変わらず桂木の記憶はさっぱり戻らないが、以前とほとんど変わらぬ辣腕家令ぶりは、さすがだった。
田村を始め、周囲の者たちは皆一様に驚きつつ、久世家にとって格別不都合な事態にならずにすんでいることに、胸をなでおろしていた。
これで記憶さえ戻れば、何も問題ないと、皆思っていた。

そう、暁人以外は――。

「か、桂木…もういいから……」

何をおっしゃってるのですかとばかりに、桂木がじろりと暁人を見上げる。だがその唇と舌は、容赦なく暁人を追い詰めていた。

「…も…そんな…にしたら…ああっ…」
暁人は桂木の口内にあっけなく吐精してしまった。
ぐったりと肩で息をしながら、桂木がごくりと喉をならすのをぼんやり見ていた。

「旦那様……気持ちよかったですか」
「ああ…ありがとう。もう満足したから……」
「何をおっしゃているのです!」
桂木が暁人をベッドに押し倒し、のしかかってきた。
「か、かつらぎ…!」
「私に嘘をついても無駄です。こんなことで満足なさる旦那様ではないはずです」
「い、いや、嘘なんてついてないから……あっ」

胸の尖りをちろりと舌で愛撫され、思わず変な声が出てしまう。
桂木の頭を押しのけようとするが、巧みな舌遣いに全身の力が抜けていく。

「あっ…うん……ああっ」
「ここがよろしいんですね」
「んん…っ」

なぜこんなことになってしまったんだ――。

快楽で思考がとぎれとぎれになった頭で、暁人は考える。

記憶を失った桂木に、僕たちは熱い恋人同士だったと嘘をついたのが、そもそもの始まり、というか間違いのもとだった。

毎晩、死ぬほど愛し合う仲だった、などとうっかり言うんじゃなかった――。

暁人の背筋をたらりと冷や汗が伝う。

この調子で毎晩毎晩、色っぽい桂木に誘われるままに愛し合っていたら、僕はいったいどうなってしまうのか――。
僕のムスコも、いいかげん嬉しい(?)悲鳴をあげている。
このままでは桂木に何もかも絞り取られて、本当に死んでしまう…かもしれない。

いや、お前のためならいつ死んでもいいと思っているよ。
これが嘘偽りのない僕の気持ちだ。

でも、これはちょっと違う気がするんだよ…^^;

しかし、まさかあの桂木が、こんなふうに豹変するとは……。
記憶をなくす前は、あんなに渋々僕の部屋に来ていたくせに。

まったく一度思い込んだら融通が利かないというか、妙なところで律儀というか……。

「はぁ…はぁ……」
暁人のムスコも、律儀に勃ちあがっていた。

「旦那様、ご立派です」

桂木は自らシャツの裾をたくしあげ、ゆっくりと暁人の上に腰を落としていった。

桂木の熱い内部にすっぽりと飲み込まれ、脳髄が痺れるような快楽が全身を走る。
すべてを搾り取られるように、ぎゅっと締め付けられると、もう何がなんだかわからなくなってきた。
無我夢中で腰を突き上げる。

「あっ…ううんっ…かちゅらぎっ……」
「あぁっ…んんっ…旦那様……」

黒髪を乱し、自分の上で淫らに腰を振る色っぽい桂木を見上げながら、暁人は思った。

ああ、桂木、大好きだよ。
やっぱりお前のためなら、このまま死んでもいい――。

身も心もとろけるような甘い快楽の中で、桂木の細腰を抱き寄せ、熱い楔を桂木の最奥に打ち付けていた。
明日のことなどもうどうでもよかった。
今、桂木とこうしていられるのなら。 
「何、暁人様が発熱された?」
「はい、さようでございます。昨夜、お食事の際にご気分がすぐれないとおっしゃって、お早めに寝室にお入りになったのですが、やはり今朝方から発熱されたご様子で」
「主治医は呼んでいるんだろうな、田村」
「はい、もちろん。それより桂木様。ご記憶が戻られて何よりでございます。暁人様もさぞご安心されることでしょう。誰よりもご心配されておりましたから。さあ早く、お顔を見せてご報告して差し上げてください」
「ああ」
桂木は田村にうなずくと、足早に二階へと上がっていった。

「暁人様――」

ベッドで寝ていた暁人がうっすらと目を開く。額には濡れ布巾が載せられているのが痛々しい。
頬が赤い。かなり熱が高いのだろう。

「……桂木」

暁人の頬にそっと手を添える。かなり熱い。
桂木の胸にじわりと哀れみが広がる。

「もうすぐ主治医が見えるので、もうしばらくご辛抱ください」

「桂木…さすがに今夜は勘弁してくれ」
暁人が苦しげにうっすらと微笑んだ。

「何のお話ですか?」

「とぼけるなよ。誰のせいで熱が出たと思ってるんだ。
…てか、お前、記憶を取り戻したのか?!」

「はい。おかげさまですっかり思い出しました。長い間ご迷惑をおかけして本当に申し訳ございませんでした。本日よりまた以前のように誠心誠意、久世家のために尽力してまいります」
「そうか。思い出したのか…桂木…良かった――」
不覚にも暁人の目から、どっと涙があふれだす。

「本当に良かった――」
ぽろぽろと子供のように涙をこぼす暁人の姿に、桂木は胸が熱くなった。
愛おしさがこみあげてきて、思わず暁人の熱い手を握りしめた。

「暁人様――」

「なあ、桂木。お前、本当は僕のことが好きなんじゃないか?」

「いきなり何をおっしゃるのですか、旦那様!そんなことはどうでもいいでしょう」

「どうでもよくないさ。桂木、お前って本当に……」

ツンデレだな。

暁人は言いかけて飲み込んだ。

やる気満々のお前も悪くないけど、やっぱり僕は、嫌がって啼くお前が大好きみたいだ。

「旦那様、何を笑っているのですか?」
「桂木」
「何ですか」
「早く良くなるから……また僕の部屋に来いよ」
「旦那様!」

ゴンッと容赦なく拳骨で頭を殴られた。

「いてて…病人に酷いヤツだな」

「いい加減にしてください、暁人様!病人は大人しく寝ていればいいのです。失礼します」

荒々しく音をたててドアを閉め、桂木は出て行ってしまった。

「かちゅらぎ……やっぱり、もうしばらく忘れててくれてよかったかも……」

とたんに激しい後悔に襲われる暁人きゅんだった。

☆おしまい☆
びみょーなオチでスミマセン…汗。
最後までお読みいただいてありがとうございました。

ホントはきゅんのじゃなくて、桂木の熱い楔(笑)が書きたかったのに…^^;
申し遅れましたが、拍手ありがとうございます。こんな僻地にいらしてくださる方がいるとは…感涙。テンション上がって励みになります。萌えシチュなどリクエストございましたら、お気軽にどうぞ。
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COMMENT

おはよーございます。
りささんの妄想は楽しいですよね(笑)
昨夜ベッドの中で呼んで、笑っちゃいました~。
さっきもやっぱり笑っちゃった。←笑っていいんだよね?(汗)
私、激しく勘違いしてました。
暁人が絶倫だと思ってたけど、桂木の方が絶倫だったのね。←「絶倫」NGワードかしら?
そうね、
受ける側より攻める方が大変だわ。
毎日毎日してりゃ、薄くなっちゃうよね。
でも、桂木に対する愛で毎日求められるがままにやっちゃってたんですね。それでこそ10代だわ。体力的にきつくても、オスの本能が勝ってるのよね。
そう言うところも素敵にだわ~。
桂木はムッツリスケベだね。
それこそオオカミだわ~。
暁人きゅんを喰いまくり…www
記憶喪失になって理性のタガが外れて、それこそ欲求の赴くままにやりたい放題。
素晴らしいわ~。
もっと、暁人を啼かせてもいいと思います←激しく希望。
結局は、何でもいいからいっぱいしちゃってくださって事が言いたい(笑)
もう2人服着なくていいよ。
話変わるんだけど、昨日「憂鬱な朝」読み返してたの。
行為の後のベッドに放たれた2人の分身の後始末は女中がするのかしら?
そこが気になります。
2011/06/13(Mon) 08:30 | ロミオ。 #- [Edit
<ロミオ。さんへ♪
こんばんは~。コメントありがとうございます♪
ロミオ。さん、いつも読んでくださってありがと~~♪

> りささんの妄想は楽しいですよね(笑)
> 昨夜ベッドの中で呼んで、笑っちゃいました~。
> さっきもやっぱり笑っちゃった。←笑っていいんだよね?(汗)

いっぱい笑ってください~。
コメディーなので、何度でも笑っていただければ本望です^^

> 私、激しく勘違いしてました。
> 暁人が絶倫だと思ってたけど、桂木の方が絶倫だったのね。←「絶倫」NGワードかしら?

「絶倫」セーフでしたよ♪
FC2もだんだんHEN隊の価値(え?笑)がわかってきたんじゃないかしら^^
きゅんは若いからフツーに(笑)絶倫だけど、かちゅらぎは超絶倫(笑)です♪←希望

> そうね、
> 受ける側より攻める方が大変だわ。

でしょでしょ。
ただ寝転がってちゃ駄目だもん、ムスコさんも大変~~。

> 毎日毎日してりゃ、薄くなっちゃうよね。
> でも、桂木に対する愛で毎日求められるがままにやっちゃってたんですね。それでこそ10代だわ。体力的にきつくても、オスの本能が勝ってるのよね。
> そう言うところも素敵にだわ~。

愛する桂木に求められたら、もうもうどんなにヨレヨレでも(笑)拒否れないのよ。
きゅんってば、なんて健気なの~。ステキステキ!

> 桂木はムッツリスケベだね。
> それこそオオカミだわ~。
> 暁人きゅんを喰いまくり…www
> 記憶喪失になって理性のタガが外れて、それこそ欲求の赴くままにやりたい放題。
> 素晴らしいわ~。

オオカミと言えば、例のあかずきんちゃんを思い出しちゃいました^^
桂木は普段、あまりにも理性を押し殺して生きているから、ひとたびタガがはずれちゃったらスゴイと思うの!

> もっと、暁人を啼かせてもいいと思います←激しく希望。
> 結局は、何でもいいからいっぱいしちゃってくださって事が言いたい(笑)
> もう2人服着なくていいよ。

爆笑~!やっぱりあの二人はまた露天風呂に行った方がいいかもですね^^
そして欲望の赴くままに…。
えっ?暁人を啼かせるんですか?!
ロミオ。さん、桂木の熱い楔(笑)お願いします~~~!!(おねだり)


> 話変わるんだけど、昨日「憂鬱な朝」読み返してたの。
> 行為の後のベッドに放たれた2人の分身の後始末は女中がするのかしら?
> そこが気になります。

いやんいやん、りさも気になります~~~!
まさかあの二人がお掃除&洗濯しないだろうし…ああん、妖しい妄想がもやもや~~って頭に渦巻いて来そうです…^^;
2011/06/13(Mon) 22:12 | lisa #- [Edit

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昼は社会人、夜はハードなBL星人です。
無理矢理が大好物なドS属性。
濃ゆくて切ないBL小説が書きたいの。
現在、Hidaka Shoko先生のBLコミック『憂○○朝』に萌え暴走&妄想&二次創作中です。
桂木が好き過ぎて困る。
誰か止めて…笑

lisaの萌えブログ「BL萌え的生活」へはリンクから飛べます^^


Author: れん
Elena先生のBL小説「ス○○○ーズシリーズ」の二次創作担当です。
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