04
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
< >
--.--.-- *--*

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2011.06.18 *Sat*

嫉妬。 その1

P1000885_convert_20110618164117.jpg
家にいる日は、基本的に雨の日って嫌いじゃないです。
でも、こう雨ばかり続くとうっとおしいですね…。

週末なので少し妄想してみました。
暁人が中等部の頃のお話。青いです^^
それほど長くならない予定ですが、続きものです。
一話はエロなし。オコチャマもどうぞ。

二話以降は未定です。突然アダルティーになるかも^^

それにしても、なんて分かりやすいタイトルなんでしょ…苦笑
ある静かな昼下がりの久世家の書斎。

「暁人様――」

頭の上から桂木の声が降ってきて、ふいに我に返る。

「何をぼんやりなさっているのですか。私の与えた課題は全て終わったのですか?」

「あ、うん…その…」

暁人が言い淀むと、桂木はさっと机の上に広げてあったノートを手に取りあげた。ぱらぱらと目を通し、これ見よがしにため息をつく。

「何度お教えしても、暁人様は経済学が苦手なのですね。これからの華族には商才も必要なのです。古臭い身分制度にしがみついている時代はすぐに終わるのですよ。おわかりになりますか?」

桂木は端正な顔で暁人を見据えた。

「…うん」

「――」

冷たい視線が頭上から容赦なく降り注ぐのを感じ、暁人はいたたまれなくなる。

どうしていつもこうなんだろう。
僕はいつだって、桂木の期待に応えたいと思って努力しているのに――。

どうすればお前のような人間になれるんだろう。
どうすればお前に認めてもらえるのだろう。

ずっとそう自分に問いかけて頑張ってきたけど、正直少し疲れたよ。

「桂木」
「何ですか、暁人様?」
「お前が僕と同じ15の時はどうだったんだ?苦手な教科とかなかったのか?」
「数学や語学は得意でしたが、強いて言えば…論読が苦手でしたね」
「ふうん、お前にも苦手なものがあったんだ。少し安心したよ」
桂木が何か言いかけたとき、書斎の扉をノックする音がした。
返事を待たずに扉が開き、ひょいと顔をのぞかせたのは西園寺重之だった。
たちまち暁人の眉間に、深いしわが刻まれる。

「やあ、桂木。久しぶり」
「これは重之様」
桂木はノートを机の上に戻し、差し出された重之の右手を握り返した。
暁人の眉間のしわがいっそう深まる。

「勝手に遊びに来たよ、桂木。お前が招待してくれるのを待っていたら、いつになるかわからないからな」
「申し訳ございません。重之様も最近ご多忙とお聞きしておりましたので」
「言い訳はいいよ」
如才なく嫌味をやり過ごされ、重之は肩をすくめた。
「本日はどのような御用件ですか?」
「別に…お前の顔を見に来ただけだ。用がなければ来てはいけないわけじゃないだろう?」
「もちろんです。いつでもお待ちしておりますよ」
桂木が耳ざわりのよい社交辞令を口にすると、重之は寂しそうに微笑んだ。

「やあ、暁人様、こんにちは。相変わらず桂木に勉強を見てもらっているんだね」
たった今、気づいたというように、暁人に声をかけてきた。
いつものことだ。

暁人はわざと返事をせず、そっぽを向いた。

子供っぽい態度なのは百も承知だ。
わかってはいるけれど、重之様のことは好きになれない。
彼に対してだけは、どうしても普通の態度がとれないのだ。

だって重之様は桂木と――。

「暁人様、私は重之様とお話がありますのでしばらく失礼させていただきます。あなたの参考になる経済学の本がありますので、こちらを読んでおいてください」

桂木は書架から一冊の分厚い本を取り出し、暁人の目の前にどさりと置いた。

「……」

「では、これで」

これみよがしに桂木の肩に腕を回す重之と連れ立って、ふたりの大人は出て行ってしまう。

暁人はぽつんとひとり書斎に取り残された。

しばらくの間、桂木に与えられた経済学の本をじっと睨んでいたが、置時計の音がやけに耳について内容に集中できない。字面が頭の表面を滑っていく。

いや、集中できないのは時計の音のせいじゃない――。

暁人はパタンと本を閉じ、立ち上がると書斎をそっと抜け出した。

廊下を進み、突き当りの客間の扉の前で足を止めた。
屋敷の中は、しんと静まり返っているが、扉の向こうでかすかな物音が聞こえる気がした。

聞いては駄目だ。
このまま書斎に引き返せ――。

暁人の心の中で声がする。

だがそれを無理矢理締め出し、彫刻のほどこされた木製の扉にそっと耳を当てた。

☆『嫉妬。その二』につづく☆
このごろ妄想がナナメ方向にいっちゃってる気がするので、少々軌道修正をば^^;

ところでこのサイトを読んでくださる方は、オリジナルをご存知かしらってふと思いました。
スポンサーサイト

COMMENT

きゃぁ~~。予告通りのSSupありがとーです。
シリアスなんですね。ワクワク。
どんな展開になるのか全く予想つかないわ~。
暁人きゅんが中学校の時の話なら、あまり濃いエチはないのかしら?( ・´ω・`)ボソッ
でも、エロキス、素股くらいは希望~。←充分だろっ!!
あっ暁人がやんなくても、西園寺×桂木カプで濃ゆいのしちゃえばいいのね~。
期待してま~す。
西園寺×暁人も有りかも~。←誰でもいいのかっ!!
2011/06/19(Sun) 13:26 | ロミオ。 #- [Edit
<ロミオ。さんへ♪
こんにちは~。お帰りなさい♪
お疲れのところ、早速いらしてくださってありがとうございます♪
頑張って妄想した甲斐があったわ^^

> シリアスなんですね。ワクワク。
> どんな展開になるのか全く予想つかないわ~。

今回は最後まで(大丈夫かな?笑)シリアスの予定です。
目次作ってみたら、コメディーが大半ってことに気づいたの(←今さら)
シリアスはコメディーの3倍くらい^^書くのに気力がいります。
ロミオ。さんはどうですか?
私もロミオ。さんみたいに一貫したシリアスが書きたいです~~。ガンバろう自分!(笑)

> 暁人きゅんが中学校の時の話なら、あまり濃いエチはないのかしら?( ・´ω・`)ボソッ
> でも、エロキス、素股くらいは希望~。←充分だろっ!!
> あっ暁人がやんなくても、西園寺×桂木カプで濃ゆいのしちゃえばいいのね~。
> 期待してま~す。
> 西園寺×暁人も有りかも~。←誰でもいいのかっ!!

濃いエチ入れたいですよね~~~。どこで入れればいいかしら(←あまり先を考えてない、汗)
西園寺×暁人…それは思いつかなかったわ。さすが妄想の宝庫@ロミオ。さん♪それどこかで使えないか考えてみます~~。ネタをありがとう~~~!でも暁人15歳だから、無理矢理(笑)だったら犯罪だわ…いや妄想だからなんでもありなのよね♪
2011/06/19(Sun) 15:58 | lisa #- [Edit

Comment Form


秘密にする
 


TRACKBACK

TrackBack List


インフォメーション

彩香とれんの萌え満載のBL二次創作小説ブログです♪
れんによる『えれなさんのBL小説スレイヴァー○』シリーズの二次創作SS☆
現在、彩香による『ShokoさんのBLコミック○○な朝』18禁二次創作SS更新中♪いずれの作品も原作・版元には一切関係のない個人の創作になります。了承の上お楽しみくださいませ。



プロフィール

lisa

Author:lisa

レンタルサーバー


Author:lisa
昼は社会人、夜はハードなBL星人です。
無理矢理が大好物なドS属性。
濃ゆくて切ないBL小説が書きたいの。
現在、Hidaka Shoko先生のBLコミック『憂○○朝』に萌え暴走&妄想&二次創作中です。
桂木が好き過ぎて困る。
誰か止めて…笑

lisaの萌えブログ「BL萌え的生活」へはリンクから飛べます^^


Author: れん
Elena先生のBL小説「ス○○○ーズシリーズ」の二次創作担当です。
甘い柊一さまと冴木をお楽しみくださいませ。
にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
創作検索ぴあすねっとNAVI
yu_asa
憂鬱な朝2


title="駄文同盟.com 【全創作系個人サイト検索エンジン!】">
駄文同盟.com









FC2ブックマーク





カレンダー

03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -



FC2カウンター



全記事表示リンク

全ての記事を表示する



Book Mark !



フリーエリア



フリーエリア



フリーエリア



ブログ内検索









QRコード

QRコード



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



Copyright © BL創作小説さくらのはな All Rights Reserved.
テンプレート配布者: サリイ   素材: ふるるか  ・・・ 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。